ホーチミン市商工局は18日、同市人民委員会に対し、5区13街区のキムビエン(Kim Bien)市場に代わる化学品センター案件を中止するよう提案した。
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同市人民委員会が2016年に原則承認した計画案によると、化学品センターは8区7街区にある11.2haの用地に建設され、投資総額は1兆3500億VND(約75億円)の見込みとなっていた。
商工局によると、同センターの用地がカウサップ(Cau Sap)運河の防潮堤の用地と一部重なっているため、投資総額や、設計計画図や土地収用などの関連手続きの調整が必要となっている。
このほか、都市化が進んでいることにより、建設予定地は多くの住宅区や商業施設に囲まれる立地となり、大量の化学品の保存や運搬などで地域社会に危険を及ぼす恐れがある化学品センターの建設は適切ではないとされている。
キムビエン市場は1960年代に開業し、これまで半世紀以上にわたり化学品を中心に取り扱っており、「死神市場」とも呼ばれている。
商工局の提案が承認されれば、2017年に行われた事業主選定の結果は取り消され、建設予定地は他の目的に使用することになる見通し。
市が同案件の継続を主張した場合、まずは8区人民委員会をはじめとする関連機関が、用地の重複など同案件で生じている問題を解決しなければならない。