保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する11日の発表によると、62省・市で市中感染者2万6471人が新たに確認された。海外からの入国者16人も陽性となった。
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市中感染者のうち8768人は、隔離区域や封鎖区域の外で感染が確認された。
11日午後の発表時点でベトナム国内の累計感染者数は245万7170人となっている。
11日午後までに国内で確認されたオミクロン株の感染者は、前日と同じ192人。内訳は、◇ホーチミン市:92人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:27人、◇東北部地方クアンニン省:20人、◇ハノイ市:14人、◇南中部沿岸地方カインホア省:11人、◇南中部沿岸地方ダナン市:8人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:6人(+6人増)、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省:4人、◇北中部地方タインホア省:2人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:2人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:1人、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省:1人、◇東南部地方バリア・ブンタウ省:1人、◇東南部地方ビンズオン省:1人、◇南中部高原地方ラムドン省:1人、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省:1人。
保健省の発表には含まれていないが、ホーチミン市保健局の11日の発表によると、同市で新たに市中感染の5人を含む33人のオミクロン株感染者が確認されているという。これにより、同市で確認されたオミクロン株感染者数は計125人(うち市中感染者10人)となっている。
オミクロン株の新規の市中感染者5人は、1月31日から2月7日までの期間に実施した無作為抽出による感染者72人のゲノム(DNAの遺伝情報)解析で明らかになった。
5人のうち3人はホーチミン市在住者、1人は北中部地方ゲアン省からの入域者、1人は帰省先の南部メコンデルタ地方ドンタップ省からの入域者だった。うち1人は無症状、4人は喉の痛みと微熱の症状があった。濃厚接触者(F1)19人を特定済みで、うち3人は陽性、16人は陰性だった。
<市中感染者数>
<死者数>
新型コロナによる死者は前日比+96人の累計3万8784人、第4波では3万8749人となった。
<ワクチン接種状況>
ベトナム国内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、10日は全国で70万4066回分を接種した。同日までの全国の累計接種回数は1億8486万8879回分となり、このうち1回目が7918万2759回分、2回目が7461万8590回分、3回目が3106万7530回分となっている。
<入国者に対する規制>
ベトナムへの入国者に対する規制について、1月1日から、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した入国者には、自宅や宿泊施設での3日間の自宅隔離を適用し、集中隔離は不要となる。ワクチン未接種、または接種が終わっていない入国者には7日間の自宅隔離を適用している。
また、ワクチンを接種済みで14日未満の短期滞在でベトナムに入国する場合は、12月24日以降隔離が不要となっている。