ハノイ市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者が増加している中、病院や自宅などでの看病人の需要が増加している。
(C) tuoitre |
新型コロナに感染して入院している祖母のケアをしてくれる人を探しているというTさんは、「祖母の入院先の病院は、看病人は新型コロナの回復者でなければいけないことになっているが、我が家では祖母以外に感染した人がいない」と打ち明けた。
一方、自由業だったMさんは、ハノイ市で感染が拡大して以降、新型コロナ患者の看病の依頼を受けるようになった。「ワクチンも接種済みで医師のアドバイスも守り、感染対策も徹底しているため、今のところは安全」と語った。
配車アプリのバイク運転手で生計を立てているHさんも、運転手のかたわら新型コロナ患者の看病の仕事を受けるようになり、これまでに4人を看病した。中部出身のHさんは、今年のテトには里帰りせず、看病を続ける予定だ。
なお、サービス料金は患者の病状や体調によって異なり、1日100万~200万VND(約5050~1万0100円)が目安となっているが、テト(旧正月)の時期はさらに高くなるという。