ベトナム保健省は、2021年3月に新型コロナウイルスワクチン接種キャンペーンを開始して以降の10か月で、18歳以上の成人の全人口に対する1回目接種を完了したと発表した。
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全国では12日までに1億6350万回分のワクチンを投与。このうち、1回目の投与が7840万回分、2回目の投与が7150万回分、3回目の投与が1360万回分となっている。
成人人口のワクチン接種率は1回目を終えた人が全体の100%、2回目まで終えた人が全体の93%に達した。なお、追加接種(ブースター接種)の接種率は11.5%となっている。
省・市別でみると、51省・市では2回目まで終えた人が全体の90%以上、残る12省・市ではいずれも80%以上となっている。成人人口の2回目のワクチン接種率が最も低いのは、南中部沿岸地方クアンナム省の81%。
12~17歳の未成年者向け接種については、これまでに全国で1400万回分のワクチンが投与された。このうち、1回目の投与が800万回分、2回目の投与が600万回分。12~17歳の未成年者のワクチン接種率は、1回目を終えた人が全体の90%、2回目まで終えた人が全体の68%。省・市別でみると、既に33省・市が2回目の接種を完了している。
保健省は、1月末までに全国の12~17歳の未成年者に対する2回目の接種を完了させ、3月末までに3回目の接種を完了させることを目標に掲げている。
意欲的なワクチン接種キャンペーンにより、ベトナムはアラブ首長国連邦(UAE)やキューバ、ポルトガル、チリ、日本、韓国、カナダ、オーストラリアなどに次いで、世界で最もワクチン接種率が高い国・地域の1つとなっている。