ハノイ市タインスアン区人民委員会は、同区の新型コロナ感染流行レベルがレベル3(高リスク:オレンジゾーン)に引き上げられたことを受け、3日正午から感染対策を強化した。
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これにより、同区では飲食店での店内飲食が停止となり、テイクアウトのみの販売となるほか、飲食店は21時までに閉店することが義務付けられる。
また同区の公的機関や会社では、人との接触を極力減らし、テレワークでの業務が推奨される。対面での応対が必要な場合は、保健当局の規定に従ってQRコードによる健康申告などを行うこととする。
20人以上が参加する宗教関連の儀式は中止し、公共の場での文化・スポーツ・娯楽活動も全て停止とする。ホテル・宿泊施設は、感染症対策を徹底した上で、受け入れ客を50%に制限して営業する。
これに先立ち、同市ザーラム郡の自治体も2日、感染流行レベル3に対応すべく感染症対策を強化することを決定した。
ハノイ市では現在、市内10の区・郡が感染流行レベル3となっており、これらの地区では民間の小規模市場が営業停止となり、高校3年生や職業訓練所の対面授業も一時停止となっている。
なお、ハノイ市では1月2日に初めて新規感染者数が2000人を超えており、市中感染も増加傾向にある。