ファム・ミン・チン首相は、先般開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する会合で、大人数で集まる活動を禁止し、特に新暦の正月やテト(旧正月)の時期に警戒を強めるよう、全国の地方自治体に指導した。違反した個人・組織は厳格に処分する方針。これは政府官房が22日に明らかにしたもの。
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ベトナム国内では、新型コロナの感染拡大が概ね制御されているものの、最近は一部の省・市において、市中感染が複雑化しており、重症化や死亡例が増加傾向にある。また、新たな変異株である「オミクロン株」の国内流入も懸念されている。
こうした状況を受け、首相は関連機関に対し、2022年1月末までに12~17歳の未成年者に対する2回目のワクチン接種を完了し、3月末までに18歳以上の成人人口に対する3回目のワクチン接種を完了させるよう促した。
なお、5~11歳の児童向けワクチン接種は、世界保健機関(WHO)と管轄当局のガイダンスに従い実施する方針。