ハノイ市人民裁判所は6日午後、南北高速道路の一部区間に当たるダナン市(南中部沿岸地方)~クアンガイ省(同)間高速道路案件における違反に関する裁判で、初審判決を下した。
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同案件の投資主はベトナム高速道路開発投資総公社(VEC)で、投資総額は34兆5610億VND(約1690億円)。全長139kmの同高速道路は、2013年に着工して2018年に開通したが、その後、路面に多数のポットホールが発生したり、雨季に橋梁で一部漏水などの損傷が相次いで確認され、建設と検収の段階で深刻な違反があったとされている。
裁判では、VEC元副社長のグエン・マイン・フン被告に「建設工事投資に関する規定に違反し甚大な被害を引き起こした罪」で禁固7年の判決が下された。同じく同様の罪に問われていたVEC元副社長だったレ・クアン・ハオ被告は禁固6年の判決となった。
この他の33人の被告に対しては、禁固24か月(執行猶予付き)~8年6か月の量刑がそれぞれ言い渡された。一方、同案件でチーフコンサルタントを務めていた70代の日本人男性I・T被告については、刑事責任を免除された。