西北部地方ディエンビエン省に暮らすサファン(Xa Phang)族の刺繍靴作りがこのほど、国家無形文化遺産に登録された。これを受けて、同省ムオンチャー郡(huyen Muong Cha)人民委員会と同郡サーロン村(xa Sa Long)当局は、サーロン村テンパー地域(ban Then Pa)で式典を開催した。
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サファン族はベトナムの少数民族であるホア族に含まれる1グループで、トゥアチュア郡(huyen Tua Chua)のターシンタン村(xa Ta Sin Thang)とラオサーフィン村(xa Lao Xa Phinh)、ムオンチャー郡のフオイレン村(xa Huoi Leng)とサーロン村、ナムポー郡(huyen Nam Po)のフィンホー村(xa Phin Ho)に居住している。
サファン族の刺繍靴作りは知識や技術の伝承というだけでなく、サファン族の前向きかつ勤勉で忍耐強い生活様式を示す深いメッセージが込められており、家庭やコミュニティで代々受け継がれている。
こうした内因的な要素を背景に、現在も伝統が保存・継承されており、若い世代の教育にプラスの影響を与えているほか、コミュニティの結束や民族文化の保存という点でも大きく貢献している。
これにより、ディエンビエン省における国家無形文化遺産の登録数は12件に増えた。