南部メコンデルタ地方ビンロン省は3日から、12~17歳の未成年者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種を開始した。ワクチンは米ファイザー(Pfizer)製を使用。同省ビンロン市では、初日に高校生を中心に約7000人への接種を行った。残る7郡・村でも4日から接種を開始した。
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ビンロン省人民委員会によると、同省の12~17歳の人口は約9万人で、11月5日までに1回目の接種を完了させる計画とのこと。
ソクチャン省では1日~11日まで、16~18歳の未成年者約3万2000人を対象とした1回目のワクチン接種を展開中。月末には2回目の接種を実施する。12~16歳未満の未成年者約7万9000人に対する1回目のワクチン接種は12月1~6日、2回目のワクチン接種は同月末にそれぞれ予定。さらに同省は、2022年1~3月期に3~12歳未満および12~18歳未満の未接種者18万人余りに対し、ワクチン接種を行う。
キエンザン省でも3日から、省内の高校3年生、1万3000人余りを対象としたワクチン接種を開始した。同省教育訓練局によると、高校3年生は1回目の接種を終えた後、15日から登校を再開する予定。
この他、ハウザン省でも4日~6日にかけて12~18歳未満の未成年者を対象としたワクチン接種を実施中。同省の12~18歳未満の人口は7万人余りとなっている。
メコンデルタ地方は現在、新型コロナの感染流行状況が国内で最も深刻な地方の一つだが、ワクチン接種率は低い水準に留まっており、1回目の接種率が50%を下回る地域も存在する。