「くまのがっこう」シリーズなどで知られる絵本作家のあいはらひろゆき氏と、ベトナム人イラストレーター・漫画家のドム・ドム(Dom Dom)氏による日越共同制作絵本「トモダチ(Nhung nguoi ban)」が、日本で10月2日に発売された。
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「トモダチ」は、2023年に迎える日越外交関係樹立50周年に向けて、日本の人気作家とベトナムの注目の若手画家が新型コロナ禍を越えて奇跡のタッグを組んだ美しい色彩と友情の物語で、ベトナムのキムドン出版社と、あいはらひろゆき氏のひとり出版社であるサニーサイドブックスが共同制作し、両国で発売したもの。ベトナムでは今年1月に発売された。
ドム・ドム(本名:ブー・トゥイ・ゴック・ハー)氏は1990年代生まれ。彼女はこれまでに携わってきた作品を通じて、絶えず創造性を発揮する、ダイナミックな若手アーティストとして評価されている。
ドム・ドム氏は2017年以降、キムドン出版社から出版された多くの作品で表紙のイラストを手掛けてきた。彼女がイラストを手掛けた作品には、◇「Hoang tu Rom(藁の王子)」(2017年)、◇「Ban tay cua Bo(お父さんの手)」(2017年)、「Cuoc phi luu cua Jenny o vuong quoc Ham Choi(ハムチョイ王国のジェニーの冒険)」(2019年)などがある。
2019年には絵本「The Girl on the roof and the Boy on the beach(屋根の上の少女と浜辺辺の少年)」で「スカラスティック絵本賞(Scholastic Picture Book Award)」の最優秀賞を受賞。この作品は2021年、米国の児童書で最大手の出版社の1つであるスカラスティック社(Scholastic)から出版された。