南部メコンデルタ地方カントー市は24日午前0時より、市内に適用する社会的隔離措置を、首相指示第16号/CT-TTgから首相指示第15号/CT-TTgに緩和した。これにより、カントー市は南部メコンデルタ地方で首相指示第15号に措置を緩和した最後の省・市となった。
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ただし、感染リスクが高い「レッドゾーン」に属するニンキエウ区の6街区とカイラン区の3街区の計9街区については、10月1日まで引き続き首相指示第16号を適用する。対象の9街区は、◇ニンキエウ区:アンホア街区、アンカイン街区、フンロイ街区、カイケー街区、タンアン街区、スアンカイン街区、◇カイラン区:フンフー街区、フートゥー街区、タンフー街区。
首相指示第15号では、職場や病院、学校以外の公共の場に10人以上で集合しないことなどが求められる。市民は地域をまたぐ移動が可能となるが、他省・市や感染リスクが高い地域への移動は不可。
公共旅客輸送や卸売市場、伝統的市場、各種イベント、観光などは引き続き停止する。
商業施設やスーパーマーケット、コンビニエンスストアの営業は許可されるが、感染対策を徹底しなければならない。また、飲食店はテイクアウト営業のみ認められる。
カントー市では4月末から広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波で、23日午後までに5303人の市中感染者が確認されている。同市のワクチン接種状況について、これまでに32万4849人が接種を受けた。このうち4万7929人が2回目の接種も完了している。