2006年から2016年まで国防相を務めたフン・クアン・タイン大将が11日、病気のため自宅で死去した。72歳だった。
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タイン元国防相は、第9~11期共産党中央委員、第10~11期共産党政治局員、第11~13期国会議員を務めた。
1967年にベトナム人民軍に入隊。翌1968年に共産党に入党した。1988年に第312師団の師団長に任命、当時のソ連への留学を経て、1991年に2回目の第312師団の師団長に任命された。2001年6月~2006年4月まで人民軍総参謀長 兼 国防次官を務めた。2006年4月に第10回共産党大会で党政治局員に選出。同年国防相に任命され、2016年4月に退任した。
タイン氏はベトナム戦争中に交通事故に遭った際に、肺繊維症にかかっていることが分かった。その後病状は安定していた。2015年6月にフランスでがん健診を受けた際も、特に変化は認められなかったという。
2015年10月の国会でタイン国防相(当時)は、国防や安全保障の状況などについて1時間をかけて報告し、「我々は自国を守るだけであり、他国を侵略したり攻撃したりすることは決してない。しかし国を守る実力は備えていなければならない」と述べた。
なお、タイン元国防相の告別式は15日にハノイ市の国家葬儀場で執り行われる。