ホーチミン市人民委員会のズオン・アイン・ドゥック副主席は、12日夜に開かれたベトナム国営テレビ局(VTV)のニュースチャンネル「VTV1」の会談で、ホーチミン市が15日以降も首相指示第16号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を適用することを明らかにした。
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一部の行政区では引き続き首相指示第16号/CT-TTgより厳しい「第16号+(プラス)」を適用し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波が制御されたカンゾー郡とクチ郡、7区では「第16号-(マイナス)」、または首相指示第16号より規制が緩く、首相指示第15号/CT-TTgより厳しい「第15号+(プラス)」を適用する形で対策を柔軟に調整する。
移動許可証となる予定のアプリ上のワクチン接種証明書である「イエローカード」(1回接種完了証明書)と「グリーンカード」(2回接種完了証明書)については引き続き導入を検討中だが、導入時期はまだ決まっていない。
これに関連し、ドゥック副主席は「誰もがスマートフォンを持っているわけではないため、市民全員の権利を保護するための方法を探っている」とコメントした。
12日までに市民に780万回分の新型コロナウイルスワクチンを接種し、このうち130万人以上が2回の接種を完了した。2回接種済みの人々の大半は新型コロナ対策にあたる人々や、高齢者、基礎疾患を持つ人々などとなっている。
同市共産党委員会のグエン・バン・ネン書記は11日午後に開かれた会合で、新型コロナ対策の緊急措置に関する政府決議第86号/NQ-CPの指示に沿って15日までに第4波を制御する目標を達成することは不可能だとして、政府に対し目標達成時期を9月末に延期するよう要請する構えを示した。
なお、同市人民委員会のファン・バン・マイ主席は13日午後の記者会見で、9月末までを目途に9月15日以降も首相指示第16号に沿った社会的隔離措置を延長する方針を改めて明らかにした。