グエン・スアン・フック国家主席は23日夜、キューバ共産党中央委員会の一等書記官であるミゲル・ディアスカネル共産党第一書記(最高指導者) 兼 大統領と電話会話した。
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両首脳は、両国間の強固な団結と、いかなる状況においても互いを支援していく姿勢を確認した上で、社会主義政権の構築について協力し経験を共有することで一致した。
ミゲル・ディアスカネル大統領はこの席で、新型コロナの影響下にあるキューバに対するベトナムの食糧支援に謝辞を述べた。さらに、キューバは2021年末までにキューバ製の新型コロナウイルスワクチン「アブダラ(Abdala)」1000万回分をベトナムに供与し、専門家を派遣してワクチン製造技術をベトナムに移転することを約束した。
なお、キューバのバイオキューバファーマ社(BioCubaFarma)が開発する新型コロナウイルスワクチン「アブダラ」の最終臨床試験では、有効性が92%に達していることが確認されている。
一方、フック国家主席は、キューバの新型コロナ対策を評価し、両国間のワクチン支援に期待を寄せたほか、両国間の貿易をはじめとする、あらゆる分野での協力を強化することを希望した。
このほか両首脳は、地域的・国際的なフォーラムで密接に協力し、相互支援することを改めて確認。フック国家主席は、ベトナムの一貫した立場として、キューバに対する経済制裁の終了を求める国際連合総会の決議を強く支持していることを強調した。