新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波で最も深刻な影響を受けているホーチミン市の人民委員会は、同市教育訓練局が提案した市内の小中学校・高校の新年度(2021~2022年度)計画案を承認した。
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これにより、市内の小中学校・高校は、入学式を行わず、以下のスケジュールで新年度をスタートする。
◇中学校・高校:9月1日から生徒にインターネットでの学習方法の指導とスキルの訓練を行う。9月6日にオンライン授業を開始。
◇小学校:9月8日から生徒にインターネットでの学習方法の指導とスキルの訓練を行う。9月20日にオンライン授業を開始。
これまでは「暫定的な対策」として導入していたオンライン授業だが、市は2021~2022年度に「安定的な対策」としてこれを扱っていく方針だ。
市はその一環として、オンライン授業の適用期間を柔軟に調整し、前期を通じてオンライン授業とすることも想定している。区・郡の教育訓練部は感染状況を踏まえ、小学1・2年生、および小学5年生、高校3年生の生徒について、登校再開の可能性を検討する。
なお、多くの保護者は、「オンライン授業に必要な設備機器を確保できない」「社会的隔離措置で教科書や文房具の購入が難航している」「子供をインターネット接続環境が悪い田舎の家族に預けている」などとして、市の計画案に難色を示している。