新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組みである「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」を通じて調達した英アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチン49万4400回分が10日朝、ハノイ市ノイバイ国際空港に到着した。
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今回の受領分を含めると、ベトナムはコバックス・ファシリティを通じて、これまでに917万5700回分のワクチンを調達したことになる。
ベトナムは現在、大規模なワクチン接種キャンペーンを展開中で、既に約1000万回分のワクチンを投与済み。ワクチン調達については、様々な供給源から、これまでに1900万回分余りを調達している。
保健省によると、全国では8月8日までに1039万3025回分のワクチンが使用された。このうち1回目の接種を受けた人数が845万8225人、2回目の接種も終えた人数は96万7400人となっている。
ワクチン配分先を地域別で見ると、新型コロナ第4波による感染拡大が続くホーチミン市への配分が497万2540回分で、既に466万7170人がワクチン接種を受けるなどワクチン接種が加速している。
ただし、東南部地方のドンナイ省、タイニン省、ビンズオン省、バリア・ブンタウ省、南部メコンデルタ地方のチャビン省、ハウザン省、ティエンザン省、北中部地方タインホア省などでは接種が遅れている。