新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波の影響が広がる中、ホーチミン市保健局は5日、市内の各病院宛てに緊急文書を送付し、「心肺蘇生特務チーム」の発足を発表した。
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心肺蘇生特務チームのメンバーは、心肺蘇生分野の装置・機器の操作で豊富な経験を持つ、市内の各病院の医師たちで構成される。
保健省は現在、同市で重症者向けの心肺蘇生集中治療センターを展開している。市保健局はこの効果を認めた上で、今後、重症化の恐れがある患者の数、ひいては死亡率を抑えるためには、軽症者を治療する各病院の心肺蘇生能力向上が重要と主張。
市保健局は、今回の心肺蘇生特務チーム発足を機に、新型コロナの治療を行っている区・郡レベルの病院および民間病院に対し、心肺蘇生能力向上プログラムに参加するよう求めた。
同プログラムに参加する各病院の医療関係者らは、心肺蘇生特務チームから高流量鼻カニュラ酸素療法(HFNC)や持続陽圧呼吸療法(CPAP)などの研修を受けることになる。