ビンズオン省共産党委員会傘下の2月3日総公社(Tong cong ty 3-2)で発生した公有地違法販売事件で、ベトナム共産党中央執行委員と東南部地方ビンズオン省共産党委員会書記を務めていたチャン・バン・ナム容疑者(男)が逮捕された。公安省捜査警察機関が27日に明らかにした。
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容疑者は刑事法第219条に触れたとされ、「公的資産の使用・管理に関する国家規定に違反し損失・浪費をもたらした容疑」で捜査を受けている。
容疑者は7月上旬、党中央執行委員会の決定により、党における全ての役職(2010~2015年任期、2015~2020年任期、2020~2025年任期)を抹消された。 これに先立つ5月に行われた第15期(2021年~2026年任期)総選挙における国会議員の選挙でも当選資格を剥奪されている。
同事件では、2月3日総公社が容疑者の指導のもと、資産の評価や競売入札に関する規定に違反し、同社の管理する公有地を外部業者に売りさばき、国に多額の損失をもたらしたとされている。
同事件では、◇ファム・バン・カイン(男):同省共産党委員会元副書記・同省人民評議会元議長、◇チャン・タイン・リエム(男):同省人民委員会元主席、◇グエン・タイン・チュック(男):同省人民委員会副主席など、同省の複数の上級幹部・元上級幹部、また2月3日総公社の幹部・元幹部などが逮捕されており、ナム容疑者を含めると逮捕者数は計21人に上る。