ホーチミン市当局はこのほど、市民の自宅で新型コロナウイルス検査の検体採取を行うチームを発足したことを明らかにした。
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咳や発熱の症状がある人が、地元の医療センターに電話で症状を報告すると、担当者が30分から1時間以内に市民の自宅を訪れ、検体を採取する。感染リスクのある人々が医療施設を訪れないようにし、ウイルス拡散を防止することが狙い。
同市東部のトゥードゥック市では、24時間対応のホットライン<0854 38 34 38>が開設され、11日午後1時30分から情報の受付を開始した。
症状がある人とは別に、チームは市民の大規模検査の一環として、全市で各世帯を訪れて検体採取を行う。市はこうした対策により、向こう2週間で全ての感染者(F0)の確認・隔離を目指す。
ホーチミン市は既に2500の検体採取チーム(2人組)を発足しているが、グエン・タイン・ロン保健相は市当局に対し、チームの数を増やすよう促した。
一方のハノイ市でも11日から、感染者に関連する人々の自宅での検体採取が始まっている。