保健省によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により1万0474人目の感染者(女性・64歳)と9014人目の感染者(女性・85歳)が死亡した。
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新型コロナによる死者は累計80人、4月末から広がった第4波では45人となった。
79人目の死者となった1万0474人目の感染者は、東北部地方バクザン省タンイエン郡在住。脳卒中と多発性関節炎の病歴があった。流行地域に居住していたため隔離・検査を受けて5月26日に新型コロナ陽性となり、入院。31日に呼吸困難に陥り、バクザン肺臓病院に転院した。6月12日にはバクザン精神病院の集中治療室に移った。その後、28日に死亡が確認された。死因は新型コロナによる肺炎の重症化と、病歴を背景とする急性呼吸不全と敗血症性ショックの合併症と診断された。
80人目の死者となった9014人目の感染者は、ホーチミン市フーニュアン区在住で、同居の息子も新型コロナに感染していた。高血圧と2型糖尿病を患い、大腿骨頸部骨折で手術を受けたことがあった。6月7日に新型コロナによる肺炎と診断されて入院し、同日にホーチミン市熱帯病病院に転院。その後、28日に死亡が確認された。死因は新型コロナによる肺炎の重症化と、持病を背景とする進行性呼吸不全と敗血症性ショックの合併症と診断された。
保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する30日午前の発表によると、5省・市で市中感染者93人が新たに確認された。海外からの入国者1人も陽性となった。
新規の市中感染者の内訳は、◇ホーチミン市:62人、◇南中部沿岸地方フーイエン省:21人、◇北中部地方ゲアン省:4人、◇バクザン省:3人、◇南中部沿岸地方ビンディン省:3人。ビンディン省で市中感染者が確認されたのは第4波で初めて。
市中感染者のうち87人は感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。
30日午前の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は1万6507人、死者数は+2人増えて80人となっている。