公安省は20日、「国民データ・身分証明応用研究センター」を設立すると発表した。公安省社会秩序行政管理警察局の国民データセンターに所属する公立事業体となる。
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同センターの役割は、国民や社会に奉仕することを目的とした、国民データ・身分証明の応用技術サービスや設備、装置などの研究開発で、これにより行政手続きを減らし、手続きにかける時間や手数料の負担を軽減すると共に、ベトナムでの電子政府・デジタル政府・デジタル経済・デジタル社会の構築促進を目指す。
同センターのグエン・タイン・ビン所長によると、センターは、◇国民管理における新技術の研究・応用、◇統計の多様化・データ分析、◇国民向けサービスの開発などに取り組み、企業が必要としセンターが提供可能なサービスは迅速に提供するとしている。
設立発表の当日に同センターは、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)を含む複数の企業と戦略的パートナーとして協力契約を締結した。中核的パートナーのVNPTは、センターのデータベースに基づいて各種のサービスを提供する予定だ。