保健省によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により6891人目の感染者(女性・86歳)と1万2007人目の感染者(女性・67歳)が死亡した。
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新型コロナによる死者は累計69人、4月末から広がった第4波では34人となった。
68人目の死者となった6891人目の感染者は、東北部地方バクザン省ベトイエン郡在住。5月25日に新型コロナ陽性となり、バクザン第2仮設病院に入院。5月29日にバクザン省総合病院に転院した。同病院で治療を受けたが、20日に死亡が確認された。死因は敗血症性ショック、進行性呼吸不全、多臓器不全、心不全と老衰を背景とする新型コロナによる肺炎と診断された。
69人目の死者となった1万2007人目の感染者は、ホーチミン市ビンチャイン郡在住。高血圧と2型糖尿病を患っていた。6月15日に新型コロナ陽性となり、クチ郡の病院に入院。翌日以降病状が悪化し、21日に死亡が確認された。死因は敗血症性ショックと多臓器不全に加え、高血圧と2型糖尿病、クッシング症候群を背景とする新型コロナによる肺炎の重症化と進行性呼吸不全の合併症と診断された。
保健省の新型コロナに関する21日午後の発表によると、6省・市で市中感染者133人が新たに確認された。海外からの入国者2人も陽性となった。
新規の市中感染者の内訳は、◇ホーチミン市:70人、◇バクザン省:30人、◇東南部地方ビンズオン省:21人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:6人、◇南中部沿岸地方ダナン市:4人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:2人。
市中感染者のうち130人は感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。ビンズオン省の1人とフンイエン省の2人は保健省が詳細を確認中。
ホーチミン市は21日の市中感染者数が166人に達し、18日の149人を上回って1日の市中感染者数として2020年の新型コロナ発生以降で最多となった。
午前と正午の発表を合わせると、同日の市中感染者数は10省・市の計267人。
21日午後の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は1万3483人、死者数は+2人増えて69人となっている。