新型コロナウイルスワクチンの海外からの納入が遅れ、国内の供給量が限られているものの、保健省は過去最大規模のワクチン接種キャンペーンを準備中だ。
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全国に1万5000か所の接種会場を設置し、ベトナム人民軍もワクチンの保管・輸送に参加する。
接種に必要な機械設備と医療スタッフを完備した接種会場1万5000か所は、国民に公開し、「新型コロナウイルスワクチン接種マップ」に反映する。同マップには、接種のプロセスや使用ワクチンの投与回数、接種人数などの情報も掲載される。
軍がワクチン保管倉庫8か所を管轄し、首都司令部に1か所、残る7軍区に1か所ずつ倉庫を設置する。空港に到着したワクチンは直ちに倉庫に輸送される。
ベトナムは過去にも予防接種キャンペーンを行っており、2014年には2300万人の子供を対象とした麻疹・風疹ワクチン接種キャンペーンを成功させている。
新型コロナウイルスワクチン接種キャンペーンは規模が大きいため、保健省は情報通信省の協力を得て、接種キャンペーンの成功に向けて情報技術(IT)ソリューションを活用して国民の接種を手配・監視していく考えだ。
接種キャンペーンのシステムから国民に接種会場や接種日時のメッセージが送信され、会場到着時にQRコードによるデータ照合とスクリーニング検査を行い、ワクチンの接種を受ける流れとなる。