保健省は20日午後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により国内3028人目の感染者(女性・70歳)が入院先のハノイ市第2中央熱帯病病院で死亡したと発表した。新型コロナによる死者は国内40人目となる。
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死亡した女性はハノイ市ナムトゥーリエム区在住で、4月3日より同病院の総合感染症科に入院しており、5月5日に新型コロナ陽性となった。
女性は20日午前7時ごろに死亡が確認されたという。死因は敗血症性ショック、新型コロナ感染、高血圧、脳卒中の後遺症とみられ、約20年にわたり糖尿病の治療を受けていたこともわかっている。
これにより、新型コロナによる国内の死者は40人、4月末から広がった国内第4波での死者は5人となった。
保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する21日午前の発表によると、4省・市で市中感染者24人が新たに確認された。
新規の市中感染者の内訳は、◇東北部地方バクザン省:15人、◇西北部地方ディエンビエン省:6人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:2人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:1人。
市中感染者30人のうち、バクザン省の13人はクアンチャウ工業団地の集団感染に関連し、同省の別の2人は封鎖区域で感染が確認された。残る9人はいずれも感染者の接触者(F1)だった。
21日午前の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は4833人、死者数は40人となっている。
4月27日以降に確認された市中感染は30省・市の計1786人。内訳は、◇バクザン省:683人、◇バクニン省:378人、◇ハノイ市:263人、◇南中部沿岸地方ダナン市:147人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:89人、◇ディエンビエン省:48人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:34人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:30人、◇東北部地方ランソン省:23人、◇ハイズオン省:23人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:17人、◇西北部地方ホアビン省:7人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:6人、◇ホーチミン市:6人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:5人、◇東北部地方フート省:4人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:3人、◇北中部地方クアンチ省:3人、◇南中部高原地方ダクラク省:3人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:2人、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省:2人、◇北中部地方タインホア省:2人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:1人、◇東南部地方ドンナイ省:1人、◇北中部地方ゲアン省:1人、◇東北部地方クアンニン省:1人、◇東北部地方トゥエンクアン省:1人、◇西北部地方ソンラ省:1人、◇東北部地方タイグエン省:1人。