保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する18日午後の発表によると、4省・市で市中感染者48人が新たに確認された。
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新規の市中感染者の内訳は、◇東北部地方バクザン省:33人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:13人、◇西北部地方ディエンビエン省:1人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:1人。
市中感染者48人はいずれも感染者の接触者(F1)などとして以前から隔離措置を受けていた。48人のうち8人は隔離区域内で、40人は封鎖区域内で感染が確認され、隔離・封鎖区域外での新規感染例はなかった。
18日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された感染者数は計153人、うち市中感染が11省・市の計152人となっている。バクザン省のみを見ると、18日に同省で確認された市中感染者は96人。
18日午後の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は4512人、死者数は37人。
なお、18日朝にホーチミン市内のトゥードゥック市ヒエップビンフオック街区(phung Hiep Binh Phuoc)のマンション「サンビュータウン(Sunview Town)」で新型コロナ陽性者(男性・35歳)が見つかり、この男性が住むブロックA1全体が封鎖された。同ブロックの住民は外出禁止となり、全員がウイルス検査を受けることになった。
男性は1回目の検査で陽性となったが、現在は詳細な検査を行うため、検体をホーチミン市熱帯病病院に送って再度検査している。なお、保健省が18日に発表した感染者のデータにこの男性は含まれていない。
4月27日以降に確認された市中感染は28省・市の計1473人。内訳は、◇バクザン省:507人、◇バクニン省:306人、◇ハノイ市:246人、◇南中部沿岸地方ダナン市:144人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:87人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:34人、◇ディエンビエン省:31人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:30人、◇東北部地方ランソン省:18人、◇タイビン省:16人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:12人、◇西北部地方ホアビン省:7人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:6人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:5人、◇東北部地方フート省:4人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:3人、◇北中部地方クアンチ省:3人、◇南中部高原地方ダクラク省:3人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:2人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇ホーチミン市:1人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:1人、◇東南部地方ドンナイ省:1人、◇北中部地方タインホア省:1人、◇北中部地方ゲアン省:1人、◇東北部地方クアンニン省:1人、◇東北部地方トゥエンクアン省:1人、◇西北部地方ソンラ省:1人。
1月28日以降の第3波では、3月26日までの約2か月間に13省・市で910人の市中感染が確認された。ただし、このうち726人はハイズオン省で確認され、同省が第3波の震源地となっていた。