ハノイ市人民委員会は5日、市中感染者が連日確認され、国内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況が新たなフェーズに入っていることを受け、指示第11号/CT-UBNDを発出し、市民に不要不急の外出を自粛するよう求めた。
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国内では4月27日以降に市中感染が拡大。ハノイ市ではこれまでに27人の感染者が見つかっており、このうち22人は同市ドンアイン郡の第2中央熱帯病病院で発生した集団感染(クラスター)による感染者となっている。
市人民委は、市内各レベルの人民委員会に、感染症対策を最優先で取り組むべき緊急の課題とすることを要求し、対策を徹底して感染拡大を抑え込むよう指示。
また人民委は市民に対して、不要不急の外出自粛を求めるとともに、健康申告と外出時のマスク着用を義務付けたほか、職場・学校・病院を除く公共の場に大人数で集まることを禁止した。さらに、1m以上のソーシャルディスタンスを設けることや手洗いの徹底、熱や咳などの症状が現れた場合に直ちに医療機関で受診するよう指導した。
会社や組織に対しては、大人数での会議や会談、不要不急の会食・パーティーを控えるよう求め、リモートワークを推奨した。