南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市の円形状の旧ダム市場は3月31日に閉鎖が予定されていたが、同市人民委員会のブー・チー・ヒエウ副主席は10日、今月18日に閉鎖時期を延期すると発表した。
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10日から17日にかけて市場の周囲を柵で囲む作業を実施する。市場の出入り口の6か所の扉は閉鎖し、残る3か所のみ商品などの搬出のために開放するとしている。
旧ダム市場管理委員会は3月31日の閉鎖を発表していたが、ニャチャン市人民委員会が9日までの延期を認めていた。10日朝から柵の設置が始まったが、一部の小売商は営業を続けている。店主らは、電気や水道の停止に抗議する横断幕を掲げ、新市場の賃貸料金が高すぎると主張し、移転を拒否している。
ダム市場運営会社のレ・ティ・ホン・ミン会長によると、3月30日までに新市場への移転と営業登録を行わなければ、新市場の店舗が確保できなくなると通知していたが、同市人民委員会の延期決定で登録期限も延期したという。
ヒエウ副主席は、「旧市場は50年以上の使用で建物の老朽化が進み、消防安全基準も満たしていない。閉鎖は小売商や買い物客の安全を確保し、跡地を広場などに利用するために実施するもの」と説明し、正式な閉鎖まで店主らの説得を続けるとしている。