「AI国際研究センター」発足、ハノイ工科大と韓国ネイバーの協力で

2021/04/05 13:20 JST配信

 ハノイ工科大学は3月31日、「AI国際研究センター」の発足式を開催した。同大学と韓国最大のインターネットサービス会社ネイバー(NAVER)が協力する国際混成研究モデルに沿って設立された。

(C) baochinhphu
(C) baochinhphu

 ハノイ工科大学傘下の情報通信技術研究所(CDIT)のタ・ハイ・トゥン所長によると、同センターは長期的に国内外のAI分野の組織と連携して基礎研究を行い、「メイド・イン・ベトナム」のコアテクノロジーを開発する。また、他分野のAIアプリ開発を重視し、ベトナムでのデジタルトランスフォーメーション(DX)と第4次産業革命(インダストリー4.0)の発展を推進する。

 AI国際研究センターには、ハノイ工科大学やAI関連分野の大学・研究所・企業の専門家ら50人余りが参加する。科学部責任者には、AIと機械学習分野の第一人者であるベトナム人科学者ホー・トゥー・バオ氏が就任した。

 同センターの設立は、「2030年までのAI研究開発に関する国家戦略」の一環。同戦略では、ベトナムがAI分野の研究開発で東南アジア諸国連合(ASEAN)や世界のトップグループ入りを目指すとしている。

 

[Bao Chinh Phu 15:43 31/03/2021,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方ダナン市投資促進支援委員会とベトナムイノベーションネットワーク韓国(VINK)などの共催...
 韓国最大のインターネットサービス会社ネイバー(NAVER)は5月27日、通信郵便技術学院(PTIT、ハノイ市)に...
 グエン・スアン・フック首相は26日、2030年までの人工知能(AI)の研究・開発の国家戦略に関する首相決定...
 韓国最大のインターネットサービス会社NAVER(ネイバー)がハノイ工科大学とIT人材育成のために協力する...
 韓国最大のインターネットサービス会社ネイバー(NAVER)は23日、ベトナム法人であるネイバー・ベトナム(...

新着ニュース一覧

 米経済誌フォーブス(Forbes)が発表した2025年版の世界長者番付に、ベトナムから5人がランクインした。 ...
 チャン・ホン・ハー副首相は3月29日、東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港プロジェクト...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 北中部地方フエ市人民委員会は、絶滅が危惧される動物「サオラ(学名:Pseudoryx nghetinhensis)」の追...
 ホーチミン市フーニュアン区のファンシックロン(Phan Xich Long)通りの周辺には、全長1kmにも満たない1...
 米国の半導体大手クアルコム(Qualcomm)は、自社ウェブサイト上で、地場系コングロマリット(複合企業)
 ホンダフィリピン(Honda Philippines)の社長を務めていた荒井清香氏がこのほど、ホンダベトナム(Honda ...
 生成人工知能(AI)を活用したSaaSサービスの提供と受託開発を手掛ける株式会社バイタリフィ(東京都渋谷...
 ショッピングセンターや文化施設、スポーツ・娯楽施設などの企画、設計、監理及び施工を手掛ける株式会...
 公益財団法人日本財団(東京都港区)が企画し、世界34か国で展開する世界最大のゴミ拾い&分別イベント「...
 中国の火鍋チェーン「海底撈火鍋(ハイディラオ=Haidilao)」は、2024年における中国本土以外の海外市場...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ベトナム共産党政治局は、南中部沿岸地方フーイエン省共産党委員会筆頭副書記のカオ・ティ・ホア・アン...
 シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は、ベトナムでチャーター車両「グ...
 国会常務委員会は3月31日、第15期(2021年~2026年任期)国会第9回会議の準備について話し合った。  ...
トップページに戻る