ハノイ市人民委員会は22日、ホアンキエム区、バーディン区、ドンダー区、ハイバーチュン区の市中心部4区の都市区画計画を発表した。4つの区の現在の人口は約90万人だが、2030年までに約21万5000人減らし、67万2000人にすることを目指すとしている。
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ハノイ建設計画研究所のグエン・ドゥック・フン副所長は、「今後10年間で21万5000人の人口減は実現可能だ。このうち12万人は道路建設などに伴う土地収用と立ち退きの対象で、10万人は各官庁の移転に伴う減少を見込んでいる」と話した。
計画によると、中心部4区は建物の高さを制限し、人口を増やさない方向で発展させる方針。ホアンキエム区にある旧市街地区は3~4階建て(12~16m)、ホアンキエム湖周辺地区は16m以下、旧通り地区は4~6階建て(16~22m)、開発制限地区は5~7階建て(20~25m)に制限する。
ホアンキエム湖周辺地区は、水面と樹木に囲まれた空間を維持し、歴史的建築物を保存する。旧市街地区では、現在の通り沿いの建築や商業施設を取り込んだ伝統的家屋、重要な公共施設、伝統的な建築物を保存する。