貧困基準に関する政令第7号/2021/ND-CP(3月15日施行)では、2022年以降に貧困基準を大幅に引き上げると規定している。
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政令では2021年の貧困基準となる月収を2016~2020年と同等の水準に設定し、農村部が70万VND(約3300円)以下、都市部が90万VND(約4250円)以下と規定している。
しかし、2022年~2025年における貧困基準となる月収については、農村部が150万VND(約7100円)以下、都市部が200万VND(約9400円)以下となっており、それぞれ+2.1倍、+2.2倍へと大幅に引き上げることになった。
1人当たりの月収がこの基準を満たした場合は「貧困層」に認定される。なお、貧困基準は基本的な生活保障などの指標に基づき貧困レベルを決定し、貧困削減政策や社会保障政策などの策定・運用などに用いられる。