ホーチミン市皮膚科病院によると、市内では近年、性病患者数が急増している。同病院が受け入れた梅毒の患者数は2010年に782人だったが、2019年はその9倍に当たる7044人へと増加し、クラミジア感染症の患者数も同期間に52人から248人に急増した。
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性病に罹患して2019年に同病院を受診した患者数は7万人以上。今年は10月中旬までの直近2か月で、梅毒で受診した患者数が約500人に上った。
性病患者が急増した背景として、◇近代的な機械設備の導入により、医師が以前より正確な診断を行うことが可能になったこと、◇コンドーム使用率の低下、◇若い世代が性に開放的になっていること、◇オーラルセックスなど感染リスクの高い性的行為が増加傾向にあることなどが挙げられる。