南中部沿岸地方ダナン市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大していることを受け、交通運輸省は11日、同市を発着する航空機や鉄道などの交通機関を12日午前0時以降も引き続き運休とするよう指示した。
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ベトナム航空局は航空各社に対し、12日午前0時から新たな通知が出るまでの間、引き続き同市発着便を運休とするよう求めた。一方、同市に足止めされている観光客のため、ハノイ行きとホーチミン行きの特別便を運航する予定だ。
交通運輸省はまた、ダナン市から感染が広がっている隣の南中部沿岸地方クアンナム省にあるチューライ空港についても、同空港行きの便を減便とするよう求めた。
このほか、同市と近隣省を結ぶ固定ルートの長距離バス、チャーター車、観光バス、タクシー、路線バスも引き続き運休とし、ダナン市を通過する長距離バスは同市での乗降を禁止する。
鉄道も、これまでと同様に同市発着便を運休とし、ダナン駅を通過する南北統一鉄道も同駅での乗降を禁止する。
ただし、貨物機、貨物列車、貨物自動車は通常通りの運行が認められる。
これに先立ち、ダナン市では7月28日午前0時から15日間の社会的隔離措置が実施され、併せて同市発着の交通機関も運休となった。しかし、今もなお新型コロナの収束には至っていないため、同市では12日以降も首相指示第16号/CT-TTgに沿った最も厳しい社会的隔離措置が継続されることとなった。