グエン・スアン・フック首相は2日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する全国各省・市とのオンライン会議で、新型コロナウイルス感染者追跡アプリ「ブルーゾーン(Bluezone)」をスマートフォンにインストールするよう国民に呼びかけた。首相は情報通信省に対し、保健省や省・市人民委員会と協力してできるだけ早くアプリの普及を図るよう指示した。
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ブルーゾーンは、アプリユーザーのウイルス感染が分かった場合に、濃厚接触した可能性のあるアプリユーザーに警告通知を送る機能を有する。
グエン・マイン・フン情報通信相は、現在このアプリが最も効果的な追跡アプリであり、国内で利用されている別の健康申告アプリと連携させることで追跡可能性の高いシステムになるとの評価を示した。
国内では7500万~8000万人がスマートフォンを利用している。60%がブルーゾーンをインストールすれば、アプリの効果が高くなる。フン氏は、ベトナムに滞在中の外国人も含め、全国民に対し8日までにアプリをインストールするよう呼びかけた。2日の時点でアプリのダウンロード数は200万件にとどまっている。
アプリはAndroidとiOSに対応しており、無料でダウンロードできる。ウェブサイトも参照(英語、ベトナム語)。
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mic.bluezone