保健省は20日午後6時と21日午前6時の発表で、合わせて13人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者が見つかったと報告した。これでベトナム国内の感染者は累計396人に増加した。
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20日午後6時の発表では、ロシア人の石油関連専門家(男性・27歳)が陽性判定を受けたと明らかにされた。この人物は、同国の航空会社イル・アエロ(IrAero)のIO4405便で11日にホーチミン市に到着。入国当初は陰性だったが、その後、発熱やのどの痛みなどの症状が表れ、再検査の結果で陽性となった。同便ではこれ以前に9人の感染者が見つかっていた。
21日午前6時の発表では、同じくロシアからの便で帰国したベトナム人12人の感染が見つかった。12人は17日に東北部地方クアンニン省に到着。性別の内訳は、男性が10人、女性が2人。年齢は24~51歳。
12人のうち、4人は入国後に北部紅河デルタ地方ナムディン省の医療施設で隔離。残る8人は同ニンビン省の医療施設で隔離措置を受けている。
これにより、ベトナム国内で確認された感染者は累計396人となった。ただし、市中感染については96日間連続で見つかっておらず、新型コロナによる死者は現時点で1人も出ていない。