ダナン(南中部沿岸地方ダナン市)~クアンガイ(同クアンガイ省)間高速道路案件における違反で、同案件の元関係者ら9人が新たに起訴された。公安省傘下の密輸経済汚職犯罪捜査警察局(C03)が3日に明らかにした。
(C) thanhnien |
新たに起訴されたのは、第1パッケージ共同企業体元副監理委員長のグエン・マイン・クオン容疑者、第2パッケージ共同企業体元副監理委員長のチャン・ナン・ハー容疑者、同チュー・ミン・トゥエ容疑者など、第1・2・4・5・6・7パッケージに携わっていた9人。
9人はいずれも、同案件の検収で規定に違反し国に非常に大きな被害をもたらし、刑事法第224条に触れたとされ、「建設工事投資に関する規定に違反し甚大な被害を引き起こした容疑」で捜査を受けている。
これに先立ち、2019年11月に同案件の元幹部と請負業者の計4人が、続く2020年2月にさらに5人が起訴されている。
同案件の投資主はベトナム高速道路開発投資総公社(VEC)。2013年5月に着工した全長139kmのこの高速道路は、2018年9月に全区間が開通して以来、路面に巨大な陥没穴が発生したり、橋梁やトンネルが浸水するなど甚大な損傷が相次いで確認されており、建設と検収の段階で深刻な違反があったとされている。