26日午前にホーチミン市3区14街区レバンシー(Le Van Sy)通りにあるバクダン(Bach Dang)中学校の校庭で大木が倒れ、生徒18人が死傷した事故で、特に重傷の2人が27日、ホーチミン市の第2小児病院で手術を受けた。
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手術を受けたのは、N.L.H.Mさん(12歳)とT.K.Hさん(12歳)。Mさんは右前腕骨折、脊髄損傷、腹部損傷、Hさんは大腿骨骨折、左脚骨折、腹部損傷の重傷を負った。
このほか、L.G.Mさん(12歳)とN.A.Tさん(12歳)の2人は引き続き神経外科で治療を受けており、28日に退院する予定。軽傷だった生徒らは既に退院している。
この事故では、校庭に植えられていたホウオウボク(鳳凰木、学名:Delonix regia、ベトナム語:cay Phuong)の木が前触れもなく倒れ、校庭で集合した後にそれぞれの教室に入ろうとしていた生徒らを直撃した。
大木の下敷きになった18人のうち1人は心肺停止の状態で病院に救急搬送され、病院で65分間に及ぶ応急処置を受けた末に死亡が確認された。
この事故を受け、同校は校庭に植えられている大木の全ての枝を伐採した。