ハノイ市保健局傘下のハノイ疾病管制センター(CDCハノイ)における新型コロナウイルス検査設備調達に関する汚職事件で、公安省傘下の密輸経済汚職犯罪捜査警察局(C03)は22日、CDCハノイ所長のグエン・ニャット・カム容疑者(男)を逮捕したことを明らかにした。
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別の容疑者6人も逮捕、または在宅起訴された。この6人はCDCハノイの幹部および医療設備会社など4社の従業員で、いずれも刑事法第222条に触れ、「競売入札に関する規定に違反し甚大な被害をもたらした容疑」で捜査を受けている。
容疑者らは、CDCハノイにおけるリアルタイムPCR法(遺伝子増幅法)による新型コロナウイルス検査装置の調達で、取引価格を談合により水増しし、国に非常に大きな損失をもたらしたとされる。
ハノイ市保健局によると、同市はリアルタイムPCR法による新型コロナウイルス検査装置8台、未使用の検査キット1万7000個、人工呼吸器341台を保有している。同局は近く人工呼吸器37台を追加購入し、保有台数を378台に増やす予定だ。