情報通信省情報安全局はこのほど、米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(Zoom Video Communications)のウェブ会議サービス「ズーム(Zoom)」にセキュリティ面の脆弱性があり、情報が漏洩するリスクがあると各政府機関や企業、金融機関、情報セキュリティ機関に警告した。
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同省ベトナム・コンピューター・セキュリティセンター(VNCERT)によると、50万件以上のズームのアカウントのユーザー個人情報が漏洩していたという。ズームはオンライン授業やウェブ会議、リモートワークなどで広く利用されているアプリだが、いくつかのセキュリティホールが顕在化している。
2020年初頭に多くのセキュリティホールの存在が公表されたが、これまでにまだ改修されていないホールが残っており、ウェブ会議への第三者の侵入や盗み見、情報漏洩といった事故が起きている。
情報安全局はこうした問題点を指摘し、政府機関や行政組織はウェブ会議でズームを利用しないよう勧告。企業や個人は、利用に当たって注意するよう促した。また、ウェブ会議のアプリは信頼できる企業が開発した製品、特に国内の有名企業の正規製品を利用することを勧めている。