ベトナム保健省によると、10日午後から13日午前までに国内で新たに確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者は7人だった。ベトナム国内の感染者は262人となり、13日午前までに144人が完治している。
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新規感染者7人のうち、6人がハノイ市メーリン郡の感染者関係、1人が海外からの入国者となっている。これまでに確認されたメーリン郡関係の感染者は10人に上り、同郡での感染が拡大している。
メーリン郡関係では、韓国系サムスンディスプレー・ベトナム(SDV)の従業員の男性の感染が確認され(262人目)、男性が働いている工場の作業場が封鎖されたほか、数十人の関係者が隔離されている。
一方、北部で最も大きな感染源となり、3月28日から封鎖されていたハノイ市バックマイ病院は、12日午前0時に封鎖が解除された。
ベトナム政府は1日より15日間の全国隔離措置をとっており、感染拡大対策を強化している。同措置の実施以降、新規感染者は減少傾向にある。
◇256人目の感染者(男性・52歳):ベトナム国籍。北部紅河デルタ地方フンイエン省バンラム郡ディンズー村在住。3月27日にロシア・モスクワからハノイ市ノイバイ国際空港に到着(SU290便)。
◇257人目の感染者(女性・15歳):ベトナム国籍。ハノイ市メーリン郡在住。休校のため自宅におり外出していないが、3月20日に243人目の感染者が自宅を訪問。4月8日に熱や鼻水などの症状が現れた。
◇258人目の感染者(女性・47歳):ベトナム国籍。ハノイ市メーリン郡在住。257人目の感染者の母親。
◇259人目の感染者(女性・41歳):ベトナム国籍。ハノイ市メーリン郡在住。254人目の感染者の妻。
◇260人目の感染者(女性・35歳):ベトナム国籍。ハノイ市メーリン郡在住。感染者の接触者と接触あり。
◇261人目の感染者(女性・60歳):ベトナム国籍。ハノイ市メーリン郡在住。ホイ村のハ市場で食品を販売。
◇262人目の感染者(男性・26歳):ベトナム国籍。ハノイ市メーリン郡在住。北部紅河デルタ地方バクニン省にあるサムスンディスプレー・ベトナムの工場に勤務。3月27日に254人目の感染者である伯父と接触あり。3月31日に熱や咳などの症状が現れ、4月7日から自宅隔離。