新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大予防対策の一環として、交通運輸省は23日、航空各社に対し、海外から帰国するベトナム人の受け入れについて、ホーチミン市タンソンニャット国際空港への輸送を一時停止するよう命じた。
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この措置は3月25日0時から31日まで適用される。これはホーチミン市内の隔離施設が既に満員になっているため。航空局はこの期間中、COVID-19予防国家指導委員会に意見を仰いだ上で、タンソンニャット国際空港に着陸予定だった国際便を、まだ収容に余裕のある隔離施設を持つ地方の空港に振り分ける。
これに関連し、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の代表者は、同社最後の国際便が24日にタンソンニャット国際空港、25日にハノイ市ノイバイ国際空港にそれぞれ着陸すると明らかにした。今後の国際便については、政府の指示のもとで運航する方針。なお、同社は4月末まで全ての国際線を運休すると発表している。
ベトナム政府は3月22日より、全ての外国人のベトナム入国を一時停止としているほか、ベトナム系の人や親族訪問者に対する査証免除書の保有者の入国も一時停止している。また、帰国するベトナム人については、全員が国の施設で14日間の隔離措置を受けることになっている。