新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止策として、ホーチミン市当局は21日から市内の複数のマンションを封鎖し、対象エリアの全住民に対して隔離措置を適用することを決定した。
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新たに封鎖対象となったのは、◇2区:マステリ・タオディエン(Masteri Thao Dien)T4棟Bエリア、◇4区:ゴールドビュー(Gold View)A1棟、◇ビンタイン区:ビンホームズ・セントラルパーク(Vinhomes Central Park)セントラル2(Central 2)棟Aエリアの3か所。
これに先立ち、2区のジ・アセント(The Ascent)と7区のエムワン・ナムサイゴン(M One Nam Sai Gon)の2か所が19日から、10区のホアビン(Hoa Binh)も14日から封鎖されている。
こうしたマンションの封鎖は、住民が新型コロナウイルス検査で陽性と判明した、または感染者と接触があったため。感染者の家族などの濃厚接触者は国の施設で、また近隣住民は自宅で隔離措置を受けることになっている。
なお、ジ・アセントに居住し、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のパイロットである91人目の感染者の英国人男性は、2区タオディエン街区にあるバー「ブッダ・バー(Buddha Bar)」を訪れていたことが確認されている。
ホーチミン市疾病管制センターは、3月21日から過去14日以内にこのバーを訪れた人々に対し、医療当局に申告し検査を受けるよう呼び掛けている。