ベトナム国内の各空港には18日だけで、欧州諸国から約1000人、ASEAN諸国からは約5700人のベトナム人が帰国した。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響で、各航空会社が減便や運航停止を予定していることが背景にある。
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欧州から帰国したベトナム人999人のうち325人は、感染が急速に拡大している英国、フランス、ドイツからの帰国者で、残りは感染流行地域ではなかった。
ASEAN諸国からの帰国は5711人で、到着した空港別の内訳は、◇ハノイ市ノイバイ国際空港:1623人、◇南中部沿岸地方ダナン市のダナン国際空港:342人、◇南中部沿岸地方カインホア省のカムラン国際空港:220人、◇南中部高原地方ラムドン省ダラット市のリエンクオン国際空港:159人、◇ホーチミン市タンソンニャット国際空港:3159人、◇メコンデルタ地方カントー市のカントー国際空港:129人、◇メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島のフーコック国際空港:79人となっている。
事故対応国家委員会によると、17日時点で人民軍の集中隔離施設88か所に6900人が収容されており、大半が外国人だ。また、地方の隔離施設には2万1000人余りが収容されている。
政府は18日午前0時から30日間、ベトナムに入国する全ての外国人に対するビザの発給を停止するとともに、米国や欧州、ASEAN諸国から入国する人に集中隔離措置を取っている。