ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の航空機でカンボジアからベトナムを経由して日本に帰国した日本人男性が、日本の検疫所で新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したことが判明した出来事に関連し、カンボジア~ベトナム路線の便に同乗していた乗客6人がベトナムに入国したことが分かった。
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この日本人男性は3日にシェムリアップ発ホーチミン行きVN814便でホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着し、翌4日午前1時19分(ベトナム時間)出発のホーチミン発名古屋行きVN340便で日本に帰国。その後の検査で新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。
ホーチミン市タンソンニャット国際空港当局によると、VN814便には乗客67人が搭乗し、うち61人(上記の日本人男性を含む)が深夜の間に海外行きの便に乗り継いだ。行き先は50人が英国・ロンドン、2人が韓国・プサン(釜山)、1人がフィリピン・マニラ、7人が日本・成田、1人が名古屋行きだった。
VN814便に同乗した残りの6人(フランス人3人、オーストラリア人1人、フィリピン人1人、ベトナム人1人)はベトナムに入国。このうち5人は既にベトナムを出国した。残る1人については、5日午前中に国の隔離施設に移されて経過観察中。なお、この人物の家族も自宅で隔離措置を受けている。
ベトナム当局は引き続き、この6人のベトナム入国後の移動ルートを調査しており、隔離措置および経過観察措置を適用すべく、接触のあった人々をリストアップしている。