南シナ海で28日に発生した熱帯低気圧は勢力を強めながら西北西へと進んでいる。さらに発達を続けた場合、29日夜に台風となる可能性が高く、このままいくとベトナム南中部に上陸する恐れがあるという。
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日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム現地時間29日16時05分の時点で熱帯低気圧はまだ南シナ海(北緯12.1度、東経114.9度)に位置しており、1時間に15kmの速さで西北西へ進んでいる。中心気圧1002hPa、最大風速15m/s、最大瞬間風速23m/s。
ベトナムの中央水文気象予報センターによると、今後24時間で熱帯低気圧はさらに勢力を強めながら加速して西に移動を続け、30日13時までに南中部沿岸地方のフーイエン省やカインホア省の東約200kmの位置まで近づくという。南中部では10月末から11月初めにかけて強い風と大雨が予想される。