シンガポールを本拠地として東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ(Grab)はこのほど、ホーチミン市ビンタイン区にあるミエンドン(東部)バスターミナル内にグラブ専用の乗り場を設置した。
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これにより、グラブと提携しているバイクタクシー「グラブバイク(GrabBike)」の運転手は、このエリアで客待ちや乗降が可能となる。さらに、スマートフォンを持っていない客などでもサービスを利用できるよう、乗り場にタブレット端末を設置して案内担当者も配置する。
通常、グラブバイクの運転手は従来型のバイクタクシー運転手との衝突を避けるため、バスターミナルや空港などの出入口から離れた場所で客待ちをしている。今回の乗り場の設置により、東部バスターミナルでは敷地内での客待ちができるようになった。
東部バスターミナルは同市で利用者数が最も多いバスターミナルとして知られている。同市9区で建設中の新東部バスターミナルが近く開業する見通しだ。