ホーチミン市人民裁判所は16日、指名手配犯であるにもかかわらず警察官の職に就いていた男の控訴審で、資産強奪罪に問われていたチン・フウ・ビン被告(30歳)に禁固2年の判決を下した。
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ビン被告は一審裁判で禁固3年6か月の判決を言い渡されたが、裁判所は、同被告が罪状を素直に認めて深く反省していること、犯行に及んだものの被害が発生しなかったこと、警察官として功績を残し同市人民委員会主席と同市公安局長に表彰されたことなどを考慮し、情状酌量の余地があるとして減刑を決定した。
ビン被告は約10年前に強盗事件に関与して指名手配されていた。しかし、自分が指名手配されていることを知らなかった同被告は、2008年2月から2010年9月までホーチミン市公安局の職員を務め、2010年9月から2015年8月までの5年間は人民警察大学に通い警察官になるための教育を受けた。卒業後はビンタイン区の警察官として配属され、2016年8月に同市公安局刑事技術部に異動した。
同被告は最近になって自分が指名手配されていることに気づき、警察に自首した。