東南部地方ビンズオン省バウバン郡ライウエン町(thi tran Lai Uyen, huyen Bau Bang)の2か所の墓地には、長年手入れする人もなく雑草が生い茂り、名前の刻まれていない墓石の並んだ場所がある。ドンソー(Dong So)墓地には700基、カウサン(Cau San)墓地には2161基、そうした無縁墓がある。
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これらの無縁墓は、バウバン(Bau Bang)工業団地を開発する際に発見され、今の場所に移転されたことが分かっているが、誰の墓なのかは判明していなかった。
今年になって、ベトナム人民軍第4軍団第7師団の退役軍人のグループが2か所の墓地を訪れた。9月9日には元第7歩兵師団長のレ・ナム・フォン中将を含む調査団が現地を視察。ベトナム戦争中に多くの兵士が戦死した場所であることを確認した。フォン中将は「埋葬されている遺骨が戦死者であることが分かれば、烈士墓地に改葬しなければならない」と語った。
第7歩兵師団の退役軍人らは、無縁墓が戦死者のものか調査結果が確定するまでの間、地元当局に無縁墓の管理計画を作成すると共に、草取りや清掃などの手入れを行うよう提案した。