2018年11月23日に南中部沿岸地方ダナン市グーハインソン区で起きた強盗事件で、同市人民裁判所は22日、強盗罪に問われていた韓国人のパク・ヨンジュン被告(男・50歳)に禁固14年の判決を言い渡した。
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同被告は8月に15日間のビザ免除措置でベトナムに入国し、不法滞在を続けていた。同被告は、ハノイ市のカジノで有り金を使い果たした後、質屋でパスポートを担保にお金を借りてトゥアティエン・フエ省に移動し、ここでも賭博に明け暮れた。
結局、賭博で全てを失った同被告は路頭に迷う中、フエ市の公園で偶然ナイフを拾ったことで強盗を企てると、2018年11月23日午前5時半ごろ、タクシー運転手のDさん(26歳・男性)が運転するタクシーに目を付け、金品を奪う目的で乗車。客を装い、ダナン市まで向かうよう求めた。
ダナン市グーハインソン区にある民家前に差し掛かったところで、同被告がDさんの首にナイフを当てて脅かし、携帯電話2台と現金140万VND(約6600円)の入った財布、さらにはDさんが運転していたタクシー車両を奪って逃走しようとした。しかし、間の抜けたことに、エンジンを動かすことができなかったため、その場で乗り捨てて木陰に身を潜めた。
一方、脅されたDさんは隙を見て車外に逃げ出し、地元住民に助けを求め、同被告は約1時間後に警察に逮捕された。鑑定結果では、同被告が奪ったタクシー車両「Toyota Vios E」は5億3200万VND(約250万円)と評価されており、価値の高いものを奪ったことで重い量刑となった。