2017年5月に西北部地方ホアビン省総合病院で人工透析治療を受けていた慢性腎不全患者18人がアナフィラキシーショックと見られる症状を起こして9人が死亡した事件の控訴審で、同省ホアビン市人民裁判所は19日、被告4人に禁固刑を減刑する判決を下した。
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人工透析に使った水を検査せずに治療を行ったとして過失致死傷罪に問われていた同病院人工透析科の医師ホアン・コン・ルオン被告(33歳・男)は禁錮30か月(2年6か月)を言い渡された。ルオン被告は、1月に開かれた一審裁判では禁錮42か月(3年6か月)を言い渡されていた。
裁判所は、ルオン被告が罪状を素直に認めたこと、賠償金の支払いを行ったこと、家柄が良いこと、遺族が同被告の責任追及を希望していないことなどの点を考慮し、情状酌量の余地があるとして減刑を決定した。
また、同病院の人工透析装置のメンテナンスを行うなどして同事件に関与した他の3人も減刑の判決を受けた。
チュオン・クイ・ズオン元院長については、同裁判所は一審裁判の判決を支持し、禁錮30か月(2年6か月)の判決を言い渡した。