5月26日に今年4回目のトラブルが発生したアジア域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」は、6日までに復旧工事が完了し、APGを通じたベトナムから海外へのインターネットアクセスが完全に復旧した。
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トラブルが発生した地点は南中部沿岸地方ダナン市から132kmの沖合い。トラブルにより、APGを通じたベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出ていた。
2016年に運用が開始されたAPGは、総延長約1万0400km、総設計容量54.8Tbps。陸揚げ地は日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール。故障原因となる地震や台風などの多発地域を回避するルートに敷設されているというが、2019年に入って既に4回ものトラブルが発生している。
APGには、◇NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com、東京都千代田区)、◇FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)、◇ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)、◇軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)、◇CMCテレコム(CMC Telecom)などが出資している。